行政書士試験に234点で合格した元サラリーマンの勉強法と実務

平成25年、サラリーマンだった当時に234点で行政書士試験に合格した際の「勉強法」と、その後独立開業から実務の経歴までを忘備録も兼ねて書き留めているブログです。現在、行政書士試験の合格を目指している方、また、合格後に開業を考えておられる方にとって、私の体験が少しでも励みになればと思います。

行政書士試験に限らず、資格試験全般に使える勉強法と思います。是非お役立てください。

独学

早く、そして繰り返す

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こんにちは、行政書士みらい法務事務所、代表の佐藤です。
※こちら試験ブログです。実務のブログはこちらにアクセスください。

5月も後半ですね。試験までおおよそ5ヶ月半を切りました。

正直、法律初学者で仕事をしながらの独学受験となると、今から学習開始では、非常に厳しいと思います。おそらく、来年の試験を目標に勉強計画を立てた方が、結果的に最短で合格できる場合があります。(もともとハイスペックの方なら別ですが)

といいますのも、法律の勉強は「基礎・基本」ができてないと、追い込みで点数が伸びてきません。

例えば、試験まで間が無いと、勉強は過去問と予想問題の答練から始めざるを得なくなります。
このやり方は、答練に類似する問題には対応できるのですが、そもそも法律ベースの知識が不足しているため、定義、判例の理解度や細かい条文知識を問う問題には対応できません。
本試験の難易度が高くなればなるほど、点数が取れないといった具合になります。

ではどうしたらよいのか・・・?

始めは、まず「入門本」で全体の概要をつかんでください。この時、深入りはしないように。
ポイントは「3回読み」です。

  • 1回目・・・素読します。この際に、わからない言葉にチェック。
  • 2回目・・・1回目にチェックした言葉の意味を確認しながら読む。
  • 3回目・・・チェックした言葉の意味が、頭に入ったかを確認しながら読む。

これを「憲法、民法、行政法(順番はこの通り)」で1教科1週間、計3週間で終えてください。

それから、「行政書士試験基本テキスト」に入っていきます。

できるだけ3週間程度で終えることです。なぜなら、このスピードが記憶を定着させるために必要だからです。
これは、行政書士試験学習全般に言えることですが、「深くゆっくりより、早く何回も繰り返す」です。


もう一度基礎をやりたい方におススメの一冊。
タイトルは、『法律を読む技術、学ぶ技術』(吉田利宏著)
書店に平積みされているなら、思わず手に取ってしまいまうタイトルですよね(笑)

行政書士試験に使う六法はこれ!

行政書士・FPみらい法務事務所の佐藤です。

みなさん、学習の進み具合はいかがでしょうか?

先日、受験生の方に行政書士試験に使う書籍の質問を頂きました。
確かに書店に行けば、写真のように「行政書士」に関するテキストや問題集は山積みになってますよね。
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迷いそうなのも分かります。

でも、スクールの講座を受講している方であれば、講師の先生におススメを教えてもらえばいいですし、私が受験した2013年当時とは違い、今はブログYouTubeでも、そういった記事や動画が多数上がってますので、「やる気」さえあれば独学生でも情報は十分に取得できる環境にあると思います。

しかし、少々情報過多な気がしますので、当ブログでは「一般的な受講生目線」で、これはマストアイテムだという物を紹介していきます。

〇おススメの六法
今日はまず、おススメの六法をご紹介。
こちら独学生でもスクール受講生でも使えるものです。私のおススメはこちら。

◇LEC東京リーガルマインド 2020年版完全整理択一六法「憲法・民法・行政法・商法」
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行政書士登録した後でも重宝しており、特に行政法と商法は毎年購入しております。

最低でも憲法、民法、行政法は必要と思います。おすすめポイントは以下の3点
  1.  条文ごとに判例の事案と判旨が簡単にまとめて掲載されており、見やすく、しかもテキストの解説では物足りない方にはうれしい(行政書士試験レベルでは十分)。
  2. 特に会社法で多い、条文の「読み替えや準用規定」に対応しており、読みにくい条文がとても読みやすく整理されている。
  3. この分量の割に価格が安く、コスパが非常にがよい。
独学の方で市販のテキストをお使いの場合、出版社によっては基本テキストと問題集にリンクする試験六法がある場合もありますので、そちらでもよろしいかと思います。あとは実際に書店で確認して、ご自分に合ったものを使うのもいいかもしれません。

ご紹介した書籍は以下にリンクを貼っておきます。
 
注意 行政作用法や憲法など条文の暗記要素の高い科目では、六法の他に条文集を準備してをください。チェックペンなどで重要ワードを隠して暗記するのに使うので、ネットの条文を単にプリントしたものでもかまいません。「タダですむ」ものにお金はかけないということですね。

会社法の機関設計

 私は、会社法につきましてはあまり深入りしなかったのですが、どうしても機関設計を暗記しないと嫌だ!という方には
必見です。

 詳しくは下記のリンクをご参照ください。

http://blogs.yahoo.co.jp/tatsurou801185/27838673.html

 ある程度会社法を勉強された方であれば、この図の凄さが理解できるのではないでしょうか?

 いるんですねー こういうのを思い付く人が…
 初めてこの機関設計図を見た時は感動しましたね^ ^

折り返し地点

 早いもので、今年も本試験までの折り返し地点に近づきましたね。

 早い方は一通りテキスト学習と暗記アイテムの作成などの作業を終えたあたりかと思います。ここからは答練と暗記で完成度を高めてください。
 
 もちろんテキスト学習が終わってない方も、まだまだ十分間に合いますので、中抜きせずに積み上げていってください。

 文章理解を始めてない方は、早めに取りかかった方がよろしいかと思います。

 特に中高生の時に現代文が不得意だった方は要旨把握と並び替え問題を繰り返しやってください。

 ここで再度注意しておきたいことがあるのですが、確かにこの行政書士試験は、司法試験や司法書士試験に比べれば学習量は少なく合格できると思います。

 ただし、それは行政書士試験の問題が簡単であるという意味ではありません。

 合格者のおそらく殆どは、答練で司法試験、国家公務員総合職、司法書士試験、公認会計士試験などの難関資格試験の過去問や問題集を繰り返し解いていると思いますが、ハッキリ言って問題の難易度は変わりません。
  
 違いは科目の量と問題の量、それから基準点の低さです。

 そもそも、合格率が7〜8%の国家資格です。簡単な訳はありません。

 難関大学の法学部卒の方でも対策なしでの合格は、なかなか容易ではないようです。

 そのことを踏まえ、本試験までに段階的にしっかりと準備をしてください。

明後日のセミナー

 明後日 7日にLEC熊本本校で、このブログのタイトルのセミナーを開催させて頂きます。
 少しでも来場頂いた方お役に立つ話しをしたいと思ってます。

 お近くの方は是非ご来場ください。

詳しくはこちら→ 
プロフィール

mirai-houmu

職業:行政書士(H25合格)
資格:行政書士、FP2級・AFP(H26合格)
   ドローン検定1級(H27合格)
来年CFP(科目合格3/6)と測量士補の取得に向けて勉強中です!仕事に直結する資格しか取りません!
現在は行政書士とFPの事務所に加えドローンスクールで講師をしております。
業務:各種法人設立、小規模事業者の資金調達相談、ドローンビジネスに係る法務相談、民泊事業…etc

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