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ようやく、一部を除き「緊急事態宣言」が解除されましたね。
しかし、まだ新型コロナウイルスが消えたわけではありません。また何時、その猛威が戻ってくるかもわかりません。私たちの生活が4ヵ月前に戻ることは、ずいぶん先になるのかもしれませんね。

しかし、家賃の支払い、借金の返済、売掛金の支払い・・・仕事や日々の生活は待ってはくれません。

今後どれだけの倒産があるのでしょうか。貧困になれば犯罪も増えるのが常です。本当に心配です。

ところで、私たち行政書士はどうでしょうか…食べていけるの?

そこで、少し私の事務所の話をしてみます。

みらい法務事務所の主な業務は以下4つです。
①「無人航空機の許可承認に係る業務」
②「旅館業許可と住宅宿泊事業法に係る業務」
③「中小企業の資金調達に係る業務」
④「各種法人の設立と、営業許可に係る業務」

詳しくは、私のホームページ「みらいのブログ」にて

その中でも①~③が売り上げの8割を占めます。
いわゆる、建設業、車関係や入管業務を扱う、「THE行政書士」ではありません。(多少入管業務はやっておりますが)

軽く想像して頂くとお分かりになるかと思いますが、①と②はコロナの影響をモロに受けました。

①の場合、私は(一社)九州ドローンスクールで講師兼校長や、熊本県ドローン技術振興協会の法務顧問なども務めておりますが、どちらも3月から休講状態です。当然売り上げゼロで、許可承認も更新依頼のみ…

②ですが、こちらはインバウンド需要が壊滅的であり、将来の予想もたたない今、新規の開業依頼はほとんどありません。(将来を見据えてい月に1~2件の開業相談はあります)
こちらも行政書士事務所とは別に、民宿・民泊の管理運営会社(株)REQRAS.INNを運営しておりますが、管理施設の稼働率は酷いものです。

しかし、決して愚痴を書いているのではありません。今日の言いたいことはここから。

①、②がほぼ休業状態である中でも、私の事務所はかなり多忙です。原因は③によります。

政府は今、補正予算で中小企業の金銭的な救済案を矢継ぎ早に行っております。これにはすべて「申請」が必要なんですよね。で「行政機関への申請」は誰の仕事か…?

当然、我々行政書士の仕事です。

資金調達の業務を始めたのは、平成26年4月に発生した熊本地震がきっかけです。
このような大規模災害が発生してから、復旧・復興に至る中で、リソースに余裕のない事業者と行政との橋渡しをする役割は、我々行政書士以外はできないことを痛感しました。

そしてその年、小規模事業者の経営サポートする有志を募り、行政書士と中小企業診断士9名からなる「経営アシスト・ファーストパス」を立ち上げました。ちょうど開業から1年目の時です。

つまり行政書士の仕事は、リスク分散さえできていれば好不況関係ありません。

しかも、稼げる上に社会のお役に立てるという、とても稀有な職業と思います。

受験生の皆さん、行政書士は本当にオススメできる仕事です。


是非、コロナなど乗り越えて、今年の試験に軽く合格し、同僚とし行政書士というものを盛り上げていきましょう!